ラジコン飛行機とトンビの話

ラジコン飛行機、特にグライダーはサーマル(上昇気流)に乗せて飛ばすと長時間飛行が
可能です。 充電式バッテリーでモーターを駆動させ5分ほどのプロペラ駆動時間で
40分から1時間以上もの滞空飛行ができて首が痛くなるほどです。(上を向いて操縦しているので。)
トンビはいつもサーマルの中心にいてクルクル旋回しながらどんどん上昇していきます。
私たちがそれを見つけると一直線にトンビのそばまで機体を持っていき機体を上昇させますが
トンビくんは攻撃してくるわけでもなく一緒に飛んでくれます。 ほんとうに大空の師匠です。
 
 
 

 お父さんのラジコン電動飛行機入門

の管理人つねたんがファンフライ日記のなかでとても面白いトンビの話を書いていたので紹介します。


この話に出てくるラジコン飛行機はこの小型電動飛行機です。

2002/10/20■トンビに撃墜されちゃいました(笑) 

電動機は騒音も少なく、ストレスを与えないので、いつまでも飛ばして楽しめます
電動機とエンジン機の両刀遣いの私は9時からは電動機に切り替えて、この日は8回も
たっぷりフライトを満喫しました。

電動機で私の一番のお気に入りは400系モグラの「80%モスキートモス」です。
この機体はとても飛ばしやすいので、ラダーロールや目の前での連続宙返りも意のまま
にできるので、調子こいてグリグリやっていたら、トルクローラー小野さんから
「つねたんはファンフライにむいている」とお褒めの言葉をいただいたことがあったのです。

10時くらいになるとサーマルが発生するので、トンビが土手の上にやってきます。
モグラ(モータグライダー)はトンビと仲良く、一緒にサーマルのなかをクルクル
まわるのですが、この日はいつもと違っていました。

80%モスキートモスで背面旋回飛行をしていたら、トンビが2羽寄ってきました。
トンビはカラスと違って可愛いですね。空の魔術師でもあります。
仲間だと思っていたら、いきなり2羽が襲いかかってきたのです。(@_@)

びっくりして反転して逃げましたが、執拗に追いかけてきます。
この時は、その後にふりかかるとんでもない災難を予想だにしていない私でした。

超低空で飛べば追跡を振り切れると思っていた私が浅はかでした。(-o-;)

土手の上から操縦しているので目線より8mほど下のすすきの穂をかすめるように
超低空で飛ばしたのですが、それでも執拗に追いかけてきた1羽のトンビがいたんです。

そして、すすきの高さを見誤った私の80%モスキートモスはフルパワーで、すすきの中
に突っ込んでしまったのです。”トンビに撃墜された”ともいえます。(T_T)ノ

ことの一部始終を目撃していたお仲間ギャラリーは手を叩いて大喜びしています。
仲間の絆はもろいものです。友情が壊れる瞬間でもあります。ナロー(▼▼メ) y-

背丈より高いすすきの中だったので、MA11スピコンの機体発見ブザーが役にたちました。

いままでこんな仕打ちをトンビから受けたのは初めてです。(T_T)ノ
卵を抱いているシーズンとか、なんらかの理由があるにちがいありません。
それにしても他に飛んでいる飛行機はこんなに攻撃されてないんです。

仲間の田中さんいわく「敵に腹を見せたからですよ」だって。
言えてます。(^^;;; 
 

その後オチがありました(=^o^=)
2002/10/21■「80%モスキ-トモス、トンビに撃墜される」の真実

土手仲間の田中さん(toko田中さんではありません)から内部告発されちゃいましたぁ。(笑)
全文をアップします。(^^;;;
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つねたんの記事を読む限りでは、すべてトンビが悪いように思えますが如何な
ものでしょう。私は事の顛末を終始見ていたんですが、何か違うような・・・

その日はつねたんの言うとおリの飛行日和で、前日タップリ充電した何本もの
バッテリ-を無駄なく使わなくっちゃと、さながらチェ-ンスモ-カ-の如くに
連続飛行させていました。何回目の飛行でしたか、手投げ直後からグリグリ飛行
を始めました。つねたんは、グリグリ飛行させている時に、ギャラリ-がおしゃべり
などして見ていなかったりすると、とたんにご機嫌斜めになってしまうという
一流芸能人のような方なので(管理者カキコ@違うよー)、嫌われてしまっては
今後の私のRCライフが閉ざされてしまうと判断し、しぶしぶ見ていました。

上空にはトンビが2羽センタリングしながら眼下の獲物を探していました。
その下をぐるぐるとロ-ルして横切ったり、おちょくったように背面でお腹を見せ
ながらプ-ンと通り過ぎたりしていたのです。
いくら気のいいトンビ君でもこれじゃあ落ち着いて獲物を探せません。
トンビ君は仕方なくグ-ンとダイブして80%モスの下に回り込みました。
するとどうでしょう、つねたんは背面からグイッとアップを引いて反転させ、
トンビ君と同高度に80%モスキ-トモスを捻じ込んだのです。
(管理者カキコ@実によく観察していますね。その通りでございます。へぇ)

これでおとなしいトンビ君もキレました、突撃体制です。
つねたんチョッとあわててます。追撃をかわそうとグイッと宙返りさせたりすると、
更にトンビ君を攻撃してるような感じとなり、トンビ君怒り心頭火にガソリンです。
80%モスキ-トモスは超低空に逃げてきました。
しかし、この緊急事態にも関わらず、まだバッテリ-が残っているためか着陸させません。
超低空に持ってきて一安心した矢先に、上空から約60度の角度でトンビ君一号が物凄い
スピ-ドで突っ込んできたのです。見ているほうもビックリしました。
そして80%モスキ-トモスは全開でススキの中に身を隠したのです。
断言しますが墜落ではありません。墜落っぽかったけど。

つねたんのお気に入りの80%モスキ-トモスが、主翼前縁中央あたりをトンビ君の
鋭い爪でグワシッとつかまれて、何処へか持ち去られていく姿を見られるのも一興かな、
などとは一瞬たりとも思いませんでしたのであしからず。
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実はトンビにちょこっと反撃したことは隠したのです。(^^;;;
でも、目撃者の内部告発には勝てません。
潔くシャッポを脱ぎましょう。本当は訳あって帽子を脱ぎたくない私です。(泣)